「食卓丸ごと放射能調査」(10月17日放送)全面訂正で平謝り。計測デタラメ

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「先月17日に放送した『放射線大丈夫? 日本列島・食卓丸ごと調査』で、その結果の数値に誤りがある事がわかりました」

   オープニングテーマ曲のない静かなスタジオで有働由美子キャスターが、神妙な面持ちでこうコメントを読み上げた。10月17日(2011年)の「あさイチ」で、日本各地の7家族から実際に食べた食事をサンプルとして提供してもらい、そこに含まれる放射性物質の数値を大学の研究所で分析した結果を放送した。ところが、測定内容も表記の仕方も大間違いだったというのである。

各方面から「不自然だ」の指摘

   小林孝司アナの10月17日放送の内容を説明した。

「一般のご家庭の1週間分の食事にどれだけ放射性物質が含まれているかを調査しました。その結果は…」

   1キロあたり北海道・札幌でセシウム134が5.69ベクレル、福島・須賀川で3.66ベクレル、東京・江戸川で4.05ベクレル、大阪・岸和田で3.3ベクレル、東京・目黒はセシウム137が8.97ベクレル、福島・郡山と広島・廿日市は「検出せず」だった。

   「この数値が『不自然では?』という指摘が複数あり、再検査を行いました」と小林アナ。結果は札幌はND(検出限界8.2ベクレル以下)、須賀川もND(検出限界5.2ベクレル以下)、江戸川はND(検出限界5.2ベクレル以下)、岸和田はND(検出限界4.5ベクレル以下)だった。また、目黒のセシウム137は8.5ベクレルで検出限界は5・2ベクレルと訂正された。

   井ノ原快彦キャスター「わかりにくいなあ。セシウム134は(新数値では)高かったんですか低かったんですか」

   小林アナは「検出限界未満であるという事です」

   井ノ原「数値が誤っていたと言うこと?」

   小林アナは「そう。出た時の数値が違っていて、ND(検出限界)です」

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