代表・GMの立場では表に出せなかったネタ
そもそもは11日に会見で「渡辺恒雄会長が独断でコーチの人事を決めた」と批判したこと。会長がヘッドコーチの岡崎郁氏を降格させ江川卓氏とするとしたことを、 「鶴のひと声でプロ野球を私物化するのは許せない」とまでいった。
渡辺は翌12日、「非常識、 悪質なデマゴギー。取締役の忠実義務違反にあたる」と痛烈な反論をした。清武はこれに反論していたが、巨人は18日の取締役会で清武の解任を決めた。発表した桃井恒和社長は解任理由として「独断の会見。誤った事実の公表で読売と巨人軍の名誉を傷つけた」などをあげた。さらに、「機密の暴露で業務を阻害した。反省の色がない。自らの辞任とひきかえに渡辺会長の辞任と、自らの常勤監査役就任を要求。事態収拾の条件だとした」と生臭い話になった。
清武はこれにさらに反論する構えで、24日ともいわれる。スポーツニッポンの宮内正英・編集局長は「解任は予想より早かった。球団は泥仕合を避けたかったんでしょう。清武氏は表に出したくないネタを持っているでしょう、代表・GMだったんだから。今回だけじゃなくて、過去にもこんなことがあったというような…」と話す。
池田健三郎(評論家)「巨人軍が正式名。社名に軍というのは珍しい。軍では命令は絶対です。上場してもいないし、会社経営の話ですから、世論に訴えるものでもない。(ひっくり返すのは)なかなか難しいでしょうね」
八塩圭子(学習院大特別客員教授)「「会見の前に組織の中でやることがあったと思う」
柿崎明二(共同通信編集委員)「政界はいつもこんなことをやってますけど、選手にしてみればいい迷惑ですよね」
司会のみのもんた「24日ですか」
彼、この話では口数が少ない。