大阪の女医「マザー・テレサ」謎だらけの怪死

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本降りの雨の中、防犯カメラにもない帰宅姿

   「何かが隠されているのではないか」と2年経ったいまも女医が一人暮らしをしていたアパートは借りたままにしてある。警察は本棚にある書籍からテレビの裏側までくまなく指紋の採取を試みたが、一つも見つからなかった。また、部屋にはなぜかどこにもホコリがなかったという。指紋を拭き取ったからだろうか。

   女医が最後に目撃されたのは遺体が見つかった3日前の13日午後10時ごろ。勤め先の診療所で残業している姿が目撃されている。警報システムの記録によると、女医が診療所を出たのは14日午前4時15分。そこで姿が消えた。

   不思議なのは、この夜は雨が本降りで、雨を避けるためにも通勤路のアーケードを通って帰宅するはずなのに、8か所の防犯カメラに女医の姿は映ってなかった。通勤に使っている自転車も、自宅や診療所から離れた団地に捨てられていて、自転車にも指紋はなかった。

文   モンブラン
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