今年7月(2011年)に追突・脱線事故で240人近い死傷者を出した中国の高速鉄道で、今度は車運転手の居眠りが発覚。「ニュースアップ」コーナーでネットに流れた居眠りの証拠写真を公開した。
時速200キロ走行中―乗客が写真撮影
小松靖アナが「まずはこれを見て下さい。時速200キロ近くで走っているときの運転席です」と、運転士が帽子を脱いで背もたれにもたれかかり、完全に寝込んでいる写真を紹介した。司会の羽鳥慎一「こんなことってあるのだろうか。これはどう見ても完全に寝ていますよ」
列車は中国・福建省アモイ発浙江省温州行きの高速鉄道で、11月4日に撮影されたもの。コメンテーターの東ちづる(女優)は「この写真はどうやって撮影されたのかしら」と言い、小松は「たまたまこの時は車内の空調が故障をして、運転席に通じるドアが開いていたそうです。それで乗客の女性が運転席はどんな感じなのかと見に行ったら、運転手が寝ていたそうです」と説明。
運転席のドアも開けっ放し
宇治原史規(漫才師)「たとえ空調の故障で暑くなっても、運転席へのドアを開けたままにしておくなんて考えられない。日本なら大問題になる」
羽鳥が「飛行機ではハイジャック防止のために操縦席へのドアは中からしか開かないようになっているし、鉄道も外からは開きませんよね。中国の高速鉄道に対する国際的な評価はどうなっているのでしょう」と田畑正(テレビ朝日報道局経済部長)に水を向けると、田畑は「中国は奥深い国だから、簡単に日本とは比較が難しい」と苦笑しながら話す。
小松「この写真がネットに掲載されて以来、ツィッターなどの書き込みに、やはり中国の鉄道技術は世界一。運転手が寝ていても列車は高速で走るのだからと皮肉たっぷりの書き込みが急増したそうです」