「医者いらず」といわれる味噌だが、近ごろはみそカフェ、みそ汁バー、みそスイーツと大人気。そんな味噌の効用を取り上げた。
「僕の田舎では家庭ごとでの自家製味噌。それって手前味噌?」
会津出身のキャスター柳沢秀夫解説委員のオヤジギャグに食傷気味の有働由美子キャスターはピシャリと一言。
「先に進めます!」
今日は特集で味噌の効用と新料理法を取り上げた。
味噌えさマウス実験ではっきり効果
味噌はガンの予防食品として知られているが、放射性物質を除去する効果もあるという。
「味噌を使った調理をしますと、具に放射性セシウムが付いていた場合でも、(体内に蓄積せずに)便の中に取り込まれ(体外に)出て行ってしまう。体の中に入りにくい効果が動物実験でわかっています」(順天堂大学大学院・白澤卓二教授)
味噌のえさを与えたマウスと通常のえさを与えたマウスを比べると、投与群のほうがヨウ素131、セシウム131の排泄が多かったという。味噌の成分で代謝活性がよくなり、血液中の放射性物質と物理結合して、尿や汗とともに排泄されると考えられている。
味噌は美肌効果や肥満予防にも効果を発揮する。
「発酵食品である味噌は抗酸化作用があり、細胞の錆びつきを取ってくれる効果があります。だから肌にはとっても良い効果があるとおもいます」(白澤卓二教授=前出)
東京などの道府県のアンテナショップには地味噌がいろいろと売られており、自分好みの味噌を探すのも楽しいかもしれない。
(磯G)