鳴門親方「暴行・薬剤疑惑」の中の急死―部屋出身の元力士「私にはなかった」

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時代に合わなくなっていた指導法

   だが、最近の週刊誌では「精神注入棒」という角材で殴るなどの暴行があったと伝えられている。また、力士の体重を増やすために糖尿病治療薬のインスリンを注射した疑いも出ている。

   これに対し、鳴戸部屋出身のスポーツコメンテーター尾崎勇気さん(元関脇隆乃若)は、厳しい親方だったと認めながら「(暴力か指導かどうかは)受けた側の捉え方の問題。私自身に関しては、行き過ぎた指導を受けたことはなかった」といっている。

   ゲスト出演した相撲ジャーナリストの中澤潔は「今の50歳以上の親方には体罰を受けて、それに耐えたから強くなったという思いがあるが、自分が受けた指導をそのまま若い人に押しつけるだけでは時代に合わなくなっている。相撲を後世に残していくためには、指導方法をもっと勉強して近代化していかなければならない」と注文をする。

   八百長問題や暴行問題であれだけ騒がれながら、改革の成果より不祥事の話題が途切れない。「待ったなし」「剣が峰」。このままでは、そんな言葉にも愛想を尽かされるだけだろう。

文   一ツ石
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