野田首相10日に決定。集中審議は翌日という姑息
ただ、番組の流れはTPP交渉に参加しても、米国の言いなりにならず拒否もあり得るという方向に流れた。その例として挙げたのが2002年のAPECの貿易大臣会合。米国はEUの厳しい遺伝子組み換え表示規制を止めるように迫ったが、日本、オーストラリア、ニュージーランドが連携して要求を退けた。だから、遺伝子組み換えでも米国の言いなりになるわけではないというわけだ。
TPP参加に賛成の司会の小倉智昭は「アメリカでも、日本よりもっと厳しい基準があったりするものもあるんですよね」という。
竹田圭吾(Newsweek日本語版編集主幹)「表示は自分たちの国で決めればいいと思うが、TPP交渉参加はしてもいい」
野田首相は10日(2011年11月)に政府の意向を決定するというが、衆参両院で「TPP集中審議」が予定されているのは方針決定の翌11日。何のための集中審議か分からない。普天間基地問題で負い目があるなど、端からTPP参加の意向なのではなかろうか。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト