「朝刊チェック」コーナーで毎日新聞の記事を取り上げた。サッカー・ワールドカップのアジア3次予選の北朝鮮・日本戦が15日(2011年11月)に平壌で行われるが、北朝鮮での対戦は1989年以来22年ぶり。制約が多い国だけに、今回はテレビ中継、サポーターの入国問題など、関係者はピリピリしているという内容だ。
サポーター受け入れは150人。自由時間ほとんどなし
日本は現在2勝1分けでC組首位、サポーターの最終予選進出の期待も高いのだが、北朝鮮側が認めたサポーターの受け入れ人数は150人。記者団も51人の申請に認められたのは10人だけ。ホテルの人員やチャーター機確保が理由で、増員は厳しいという。
北朝鮮は現金の持ち出しや携行品にも規制があるが、経済産業省は上限を設定。といっても、たばこ60本、アルコール類760ミリリットル、カメラは予備を含め2台、土産物も北朝鮮産は持ち帰り禁止といったケチなお話だ。
毎日新聞の記事によると、金正日総書記は「日本側の要望をよく聞いて対応せよ」と指示、友好的に迎える方向だという。サポーターの安全の方は、自由時間がほとんどないのでまず大丈夫として、問題はテレビ中継だ。
中継放送もアウェー「北朝鮮の国際映像」
TBSとNHK(BS1)が放送するが、北朝鮮でのスポーツやイベントを生中継するのは今回が初めて。NHKは北朝鮮の映像に東京で実況と解説。TBSは解説者とアナウンサーを現地入りさせるほか、独自カメラも設置する。
司会のみのもんた「中継、大丈夫なの」
杉尾秀哉(TBSテレビ報道局解説・専門記者室長)「先遣隊を出して準備はしているんだけど、向こうが作成した映像をもとにやるしかないので、何が起こるか今から戦々恐々」
小林悠アナ「独自カメラも入りますが…」
宮内正英(スポーツニッポン編集局長)「(新聞や通信社は)10人しか入れませんから、あとは中国で待ってることになる。通信社含めて10人ですから、ほとんどの社が入れない」
みの「北は強いからね。いい試合になるんじゃないか」
小林「アウェーだからこそ、一生懸命応援したいですよね」
観客が暴徒化した前例もある北朝鮮だ。やっぱり不気味。