毎年25万組、2分06秒に1組のペースの離婚。「(離婚を)推奨するわけでも否定するわけでもなく、きちんと向き合います」(有働由美子キャスター)で始まった離婚問題特集は、ある夫婦の実例からのドラマ仕立てだった。
1位は「性格の不一致」―餃子嫌いって言ってるのに
離婚の動機の第1位は男女共に「性格の不一致」だという。この性格の不一致、街行く人に聞けば「20年前から餃子は嫌いと言っているのに、いまだに出してくる」(中年男性)と本人は真剣だろうが、端から見れば他愛もないものだ。
夫側からの妻への離婚動機は「異性関係」「異常性格」「性的不調和」「浪費」(多い順)となる。妻側の動機は「暴力」「異性関係」「浪費」「異常性格」と夫と妻の立場の違いが見てとれる。
今回のドラマのケースは、家事や育児より仕事優先の妻に怒った夫が、息子を連れて家を出てしまったことから始まる。弁護士で離婚問題に詳しい萩谷麻衣子氏は、「こういうケースは増えています。夫が離婚を口にした時は前から実行に移す事を考えている場合が多い。積り積もった不満が一気に爆発するようです」という。