男性も女性も健康の悩みの中で腰痛は上位3のひとつだという。「アカデミヨシズミ」コーナーで原因を探った。リポーターの石原良純(タレント)が足の健康について30年以上も研究している桜美林大学・スポーツ健康科学センターの阿久根英昭教授を訪ねた。
足底圧力測定装置で測ってみると…
阿久根教授は「腰痛には椎間板ヘルニアやギックリ腰などに代表される特異的腰痛と、日常生活に誘発原因がある非特異的腰痛というものの2つがあります。非特異的腰痛というのは、体内に蓄積された疲労物質によって、硬くなった筋肉が血管を圧迫し、血行を悪くすることで起こります。腰痛解消のカギは足力、とくに足の裏にあります」と解説する。
足力とはなんなのか。「足の力と立った時の足への体重のかかり方です。足の裏にかかる力のバランスによって、腰の不快な症状を招く骨盤のゆがみが生じます」(阿久根教授)
阿久根教授は足底圧力測定装置で石原を測ってみせると、足の指先は両足ともに圧力がほとんどかかっていない青だった。圧力のかかり方が偏っているのだ。僕はバランスが良い方だからと自信を持っていた石原だが、この結果にガッカリ。
石原「100点満点で採点すると、僕は何点ですか」
阿久根教授「45点ぐらいです」
踵5、指の付け根3、指2のバランス
司会の羽鳥慎一や赤江珠緒、コメンテーターの青木理(ジャーナリスト)なども測定してみると、最高点が青木の55点で、最低が羽鳥の20点だった。青木は「ギックリ腰をやっているので歩き方には気をつけているから、それがよかったのかな」と少し得意気。羽鳥は「たった20点か」と落胆した。
阿久根教授によれば、かかとと指の付け根、それに指の3点に5対3対2の割合でバランスよく力がかかっている状態が理想とか。このバランスが悪いと骨盤のゆがみから内臓を圧迫し、消化器系や呼吸器系の病気になりやすいという。