番組司会の加藤浩次が、注目記事を紹介するコーナー「スッキリ!!TIMES」で取り上げたのは、11月6日(2011年)付の読売新聞の記事だった。
黒板を爪でひっかいたり、発泡スチロールをこすりあわせたりといった音を不快に感じるワケが、研究によってわかったというのだ。加藤は「いろんな研究してる人がいますね。大変だなと思います」とひとりきり感心してから、記事を読み出した。
人間がもっとも不快に感じる音帯
その記事によれば、オーストラリアのウィーン大学などの研究チームが黒板を爪やチョークでひっかく音を録音し、そこからいろんな帯域の音を消すなどして、人間に聞かせる実験をした。すると、2000~4000ヘルツの周波数が、もっとも不快感を呼び起こすことがわかった。この帯域の音は人間の耳の構造上、増幅されるため、ほかの帯域よりも不快に感じるらしいという。
しかし、研究チームがこうした結果をまとめて、学会で発表したというくだりになると、加藤は「まとめなくてもわかるって感じだけど」と突き放し、最後は「耳障りな音の周波数がわかったところで、耳障り」と、ダミ声で締めくくった。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト