工程表で年内にも原子炉の安定的な冷温停止状態を達成させるとしていた福島第1原発で、核燃料が溶けて圧力容器の底に落ちている2号機で核分裂が発生している可能性が出てきた。笠井信輔アナが「気になるニュースが福島原発から速報として入ってきています」と伝えた。
「臨界」が起き放射性キセノン発生か
東京電力が2号機の核納容器から採取した空気を分析したところ、放射性キセノンが含まれている可能性が出てきたため、2日午前3時前(2011年)に核分裂を抑えるホウ酸を原子炉内に注入したという。これについて、核エネルギー問題情報センターの舘野淳事務局長はこう解説する。
「放射性キセノンの検出はあまりよろしい出来事ではない。放射性キセノンが検出されたということは、ここ最近、核納容器内で何かが起きているということだ。核分裂が起きている可能性があり、基本的には臨界が起きていると考えられる」
東電によると、2号機核納容器内の温度、圧力や周囲のモニタリングポストに異常な変化はないという。
司会の小倉智昭「核分裂が起きているかもね。取材を続け、明日お伝えできると思います」 詳細を期待!
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト