使われなかった安定ヨウ素剤―原発事故直後に安全委は投与指示

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子どもたちの将来のがん予防

   医療ジャーナリストの伊藤隼也は次のように指摘する。

「最も大事なのは予防的に飲むことで、被ばく後24時間経って飲んでも7%ぐらいの効果しかない。この安定ヨウ素剤は副作用があるとかいわれているが、アメリカではドラッグストアで売られている。チェルノブイリ原発事故では、ポーランドで1050万人の子どもがすぐに服用してがんの発症はなかったし、副作用もなかった」

   司会の小倉智昭「FAXを送った、受け取ってない。キツネとタヌキの化かしあいみたいになっている」

   伊藤は「スピーディーのデータで事故直後すぐ予測ができていたのに活用されなかった。この不作為は徹底的に検証すべきです」と語気を強める。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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