TPP参加って野田首相の対米サービス?…内閣府が大ボラ試算

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国民にとってのメリットデメリットはなに?

   司会の小倉智昭「反対の理由は何でしょうか」

   中野准教授「国民にとってメリットがない。メリットがあるというのは嘘っぱちでデメリットばかり。食の安全や環境、雇用などいろいろ問題があるにもかかわらず、全くマスコミが報道しない。最大の問題はマスメディア。

   環太平洋9か国というが、実質的にはアメリカがメイン。GDPで見ると7割がアメリカだし、日本は2割。アジアなんかではないんです。アメリカの自動車の関税は2・5%、テレビは5%ですよ。しかも、すでに日本はアメリカに自動車工場があり自由貿易なんですよ」

   フジテレビ解説委員の安倍宏行も「2・7兆円押し上げるというが、GDPベースでみると0・54%でしかない。TPPに参加したから輸出が増えるわけではない」という。しかも、この2・7兆円は10年間の累積数字というからメリットは確かになさそう。

   小倉「マイナスの面しかないと聞こえますが、なんで政府はTPPに目を向けるのですか」 安倍が「苦境に立たされているオバマ大統領にAPECの場で花を持たせたいこと。普天間問題の骨がノドに刺さっていることが先にあって、国内議論が進んでいないのに前のめりになってしまった」

   それにしても、厳しい反対意見を唱える中野准教授が、貿易振興を推進してきた通産省(現経産省)に入省した元官僚というから面白い。「TPP亡国論」の著書もある。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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