被災地向け救援物資いまだ倉庫に山積み―バラバラ管理で需給ミスマッチ

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   うずたかく積まれた段ボールの山。そのどれでもが東日本大震災被災地に向けた全国からの救援物資だ。震災から7か月以上たった今も、多くの救援物資が倉庫に山積みされたままだ。

愛知県から送られたのは集めた半分

   愛知県は震災直後から救援物資の提供を呼びかけ、衣類や紙おむつ、生理用品など1万2000箱の物資が集められた。しかし、実際に送られたのはこのうちの半分の6000箱。残り6000箱は今も倉庫に眠っている。箱には「頑張れ!」「立ち上がれ!」などさまざまな提供者からのメッセージが書かれている。

   司会の赤江珠緒は「これだけの善意が寄せられていたのに、なぜこんなことが起きてしまったのでしょうか」と話す。愛知県防災局の担当者は「震災からしばらくは輸送手段の確保が難しく、送りきれませんでした。時間が立つとともに、今度は被災地の自治体から受け入れ能力を超えている、倉庫が満杯になってこれ以上の受け入れはできないという連絡が相次ぎました」と説明する。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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