南相馬の小中学生527人半数からセシウム―吸い込んだのか食べ物か

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   「朝刊チェック」コーナーで朝日新聞の「福島・南相馬市の市立病院が9月末に行った検査で、市内の小中学生の半数から放射性セシウム137が検出されていた」という記事を取り上げた。内部被ばくが空気によるのか食物なのか、さらに調べるという。

   527人を調べた結果、体重 1キロ当り10ベクレル(Bq)未満が199人、20Bq未満が65人、30Bq未満が3人、35Bq未満が1人だった。セシウムの半減期は30年だが、排せつが比較的早く、大人で100日、新陳代謝の高い低学年だと30日くらいで半減するという。

半減期は低学年で30日

   司会のみのもんた「半数といいました?」

   杉尾秀哉(TBSテレビ報道局解説・専門記者室長)「ほとんどは問題になる値じゃないが、30~35Bqというのがありますね」

   三屋裕子(スポーツプロデューサー)「吸い込んだのか食べ物なのか。継続的に検査しないと」

   内野雅一(「週刊エコノミスト」編集長)「子どもが不安にならないようにしないといけない」

   みのは「半数から出たというのがいちばん大事だと思う。量よりも、2人に1人でしょう。汚染がどんな形で広がっているのか、これは大変な問題ですよ。(セシウムは)あってはいけないものでしょう。やらせがどうとかいうのとは 次元が違う」と怒ってみせた。

   もっと大事なものが見落とされていた。子どもの排せつは早いから、かりに平均で60日で半減しているとすると、検査の時点で6か月経っているのだから、8分の1になっている計算だ。事故直後はいったいどれくらいの濃度だったか。もしそのとき検査していたら。

   朝日新聞記事では学者が「数か月後に検査して推移をみれば……」とコメントしている。さらに6か月経てば量は当初の60分 の1以下になっているのでは?。しかしこれには誰も気づかず。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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