当世、町おこしといえば、庶民的なB級グルメに、ゆるいキャラクター。すぐ一過性で終わると冷ややかに見ていた人も少なくないであろう「ゆるキャラ」ブームは、どうやら意外と長寿のようだ。
鼻面は白くほっぺたが赤い黒クマ
「ゆるキャラ界に君臨するスーパースター」(番組ナレーション)のひこにゃんを擁する滋賀県彦根市では先の週末、「ゆるキャラまつり」が開催。7万8000人の客が殺到した。なお、ひこにゃんはグッズだけで昨年8億円を売りあげたという。
しかし、そのひこにゃんのお膝元で、二重三重の人だかりをつくり、一、二を争う人気だったという不穏なキャラクターがいる。それは熊本県(県庁)のキャラクター「くまモン」。九州新幹線全線開業を記念して生まれた黒くまで、鼻面は白く、ほっぺたが赤いという珍妙な外見をしている。
文
ボンド柳生