カダフィ拘束後に銃殺。「撃つな、撃つな」の懇願むなしく…

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   42年間リビアに君臨してきた独裁者カダフィ大佐が20日(2011年10月)殺害された。反カダフィ政権派の「兵士」によって、使われていない下水道管に隠れていたところを拘束されたが、その後、銃殺されたらしい。

国民評議会・ジブリル暫定首相「殺害された」

   現地で報じられた情報を総合すると、カダフィの生まれ故郷シルトで20日、カダフィが乗っているとみられる車列をNATO軍が見つけ空爆を行った。逃げたカダフィ一派を反カダフィ派の「兵士」が捜したところ、下水道に隠れていたカダフィを見つけ拘束したという。

   拘束した瞬間の映像を見ると、「兵士」に引き回され大声で叫んでいる。「発見された時『撃つな、撃つな』と叫んでいた」という情報があり、これがその時の映像なのだろう。

   ところが、この映像とは別に、「兵士」に抱えられたカダフィの映像では、銃撃された後なのだろうか、目はうつろ、顔や服は血まみれだった。「カダフィは逃げようとして撃たれた」という情報もある。

   日本時間21日午前零時すぎになって、国民評議会のジブリル暫定首相がようやく「カダフィは殺害された」と正式に発表した。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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