カナダのトロントで16日(2011年10月)に行われたフルマラソン大会で、頭にターバンを巻いた100歳のイギリス人男性が8時間25分16秒で完走した。
「私もフルマラソン走って8時間ぐらいだった。変わらない」と眞鍋かをり(女優)が驚くこの男性はファウジャン・シンさん。
インド系英国人「ターバンを巻いた竜巻」の異名
中野美奈子アナが「本当に100歳なの?」と疑問視すると、司会の小倉智昭が「92歳の時に5時間20分で走っており、年齢の裏付けはありますよ」と説明。100歳の誕生日にはエリザベス女王からお祝の言葉も頂いている。
1911年インドで生まれ、60年代にイギリスに移り住んだ。走り始めたのは80歳の時で、息子の死で「心を閉ざし希望を失った時、『走るように』という神のお告げがあった」のがきっかけだった。イギリスでは「ターバンを巻いた竜巻」のニックネームで有名で、ベッカムとスポーツ用品メーカーのCMにも出演したこともある。
100年間「禁酒」「禁煙」で骨密度20~30代並み
体力の秘密は毎日欠かさず16キロを走り続けているほかに、100年間禁酒、禁煙。「食事はショウガを入れたカレーに紅茶が中心で、米でつくった甘い菓子は食べない」そうで、骨密度は右足が25歳、左足は35歳という。
日本にも高齢の超人はいる。ヨットで世界一周した77歳の斎藤実。やり投げ、砲丸投げ、円盤投げの3種目で100歳以上の世界記録を持つ104歳の下川原孝。残念ながら、先の大震災で自宅の岩手県釜石市で被災し亡くなった。
小倉の「福田さん、一緒に走り始めましょうか」に、作家の福田和也は「止めときましょう」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト