長野のニューハーフ遺体事件ネタの後に、司会の小倉智昭が「大変美しくエレガンスは方がお見えになっています」、続いて田中大貴アナも「美しい男性です」
何となく寒気がするような2人の紹介でスタジオに登場したのは、世界体操で個人総合3連覇を成し遂げた内村航平。強さの秘密と素顔に迫った。
「団体」逃した田中兄弟の失敗「悔しくてご飯を食べてた」
まずは世界体操の内村の美技をVTRで再現した後、中野美奈子アナが聞く。「ご自身のVTR見て『オレすごい』って思われるでしょう」
内村「思わないですね。まだまだ進化できると思っています」
小倉「着地が本当によく決まることが多かったけど、着地の瞬間はどういうことを意識しているの」
内村「着地する瞬間より、着地する前の動作をしっかりやろうという気持ちで着地に向かっています」
田中「『ゆか』で難しいG難度『リ・ジョンソン』の大技を披露していましたが、最初の審判の(ミス)ジャッジをどういうふうに感じていましたか」
内村「最初はアレッと思ったが、ひねりが速すぎて見えなかったことは別意味でよかったかなと思っています」
田中「得意といわれた鉄棒で田中兄弟が失敗し、一番欲しかった団体総合の金メダルを逃した。その時の心境はどうでした?」
内村「正直に言うと、僕が完璧にやっても金には届かないことが分かってしまい、集中力が切れてしまった。なんのために練習をして来たのか、悔しくて、(一人で)ご飯を食べていました」
中野「女性ファンもたくさんいるでしょうが、好きな女性のタイプは?」
内村「前はスタイルがいい人とか言ったりしていましたが、今は本当に応援してくれる人がいい」
「伸身ユルチェンコ3回ひねり」
内村は、「ウチムラ」と名付けられた跳馬の新しい大技「伸身ユルチェンコ3回ひねり」を昨年12月(2010年)の全日本団体種目別で成功させた。正式に名前がつくには、世界選手権や五輪で成功させないとダメらしいが、小倉が「ロンドン五輪でやるの」と聞く。内村は「ロンドンでやる可能性は低い。終わってからのほうが」となぜか控えめの答えだった。やはり、大技は失敗の確率も高いし、練習でケガをする危険も大きいというわけで、五輪までは封印ということなのだろう。