液体レンズのメガネ!?―自分で度数調節して近視も老眼もOK

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   「朝ズバッ!」月曜の「ブツ出し」コーナーで、司会のみのもんたが妙なメガネをかけて登場。形は歌手の東海林太郎(ちょっと古かったかな)みたいな真ん丸。しかし、とんでもない仕掛けがついていた。

   世界初という液体レンズで、メガネの左右に妙なつまみがついていて、これを回すと内部の液体の量を調節できる。つまり、分厚くなれば凸レンズで老眼用、薄くなれば凹レンズで近眼用となる。

東日本大震災でも1500本援助

   このメガネを作ったのはイギリス・オックスフォードにあるアドレンズというNPO。苦労したのはどんな液体を使うか。いろいろ試した末に、透明性、均一性も申し分なく、耐久性と安定性にも優れているシリコンオイルにたどり着いた。

   アドレンズ・ジャパンの中島義展氏によると、開発のきっかけは途上国援助だった。メガネを買うところがない、検査する病院もない。自分で度数を調節できるメガネがあれば有効だという発想だったという。アドレンズはこれまでもアフリカ、アジアの各国に3万本を援助してきたが、液体レンズの他に、緊急用としてレンズ2枚の重なり具合を調整する方式もある。こちらの方は東日本大震災の被災地にも約1500本が贈られた。

   みのは「これはいい。左右ともいまぴたっと合ってる」という。みのがかけると棟方志功みたいだが、みかけはともかく、機能は上々らしい。スタジオのゲストもそれぞれに試みた。左右別々に合わせられるから、即座に自分のものになる。この日のコメンテーターは池田健三郎(経済評論家)だけがメガネをかけていたが、柿崎明二(共同通信政治部次長)、八塩圭子(元テレビ東京アナ)も、老眼が出てきているのか、「あ、合った」「ぴたっときた」と気に入った様子だ。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト