スティーブ・ジョブズ「情熱と自信と生い立ち」死んでも毀誉褒貶

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   亡くなったアップル創業者のスティーブ・ジョブズを悼み1週間たった今も献花する人が後を絶たないという。パソコンを一般家庭に普及させ、音楽の楽しみ方を変え、電話の常識を覆し天才といわれた男。「クローズアップ現代」はこの天才の「知られざる素顔に迫る」と取り上げたが、10年前にこの番組に出演し、開発への原動力を問われたジョブズが、「諦めない強い情熱」と答えたその『奥行き』を示す知られざる素顔は残念ながら感じられなかった。

「夢を実現できるか否かは途中で諦めるかどうか」

   「画期的な製品を生み出すことで社会を変える」というジョブズの精神はアップル社を立ち上げた時から一貫していた。巨大で高価なために、一部の専門家しか使えなかったコンピューターを小型化。1984年には世界で初めてマウスを使って自在に操作できるパソコンを開発した。01年には音楽の世界にも革命を起こした。CDが主流の音楽をネットからダウンロードして持ち運べるようにした。さらに07年には、従来の携帯電話の概念を変え、革命的な携帯電話「iPhone」を開発、手のひらサイズの端末で世界中の情報を手に入れる社会を実現させた。

   その背景には、誰もがパソコンを通じて情報にアクセスできる公平な社会を築きたいという思いがあったという。10年前に「クローズアップ現代」に出演したジョブズは、その思いを次のように語っていた。

「私はテクノロジーと人間を繋ぐことを目指しています。パソコンを知的活動だけでなく、もっと広く役立つようにしたい。夢を実現できるか否かは途中で諦めるかどうかにかかっています。必要なのは強い情熱です」
文   モンブラン
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