「昔は研究者なら容易に入手できた」
司会のみのもんたが福士教授に聞く。「放射線というのは、ラジウムでもセシウムでも同じなんですか」
福士「放射線は同じです。種類は違いますが」
みの「ラジウムとわかる根拠は?」
福士「私が使った測定器は、ガンマ線のスペクトルから核種を判定できるんです」
みの「これだけのモノが何年にもわたって置いてあって、健康被害はないんでしょうか」
福士「住んでた人は被害がなかったということのようですね」
みの「小学生なんかが通っていた」
福士「瞬間的に通るだけなら大丈夫」
みの「(長期間置かれていたことで)何が考えられますか」
福士「昔は研究者なら容易に手に入るものだったので、一時的に預かっていたとか。この放射線量は今は規制にかかりますが、昔はなかったから」
与良正男(毎日新聞論説委員)がポイントをついた。「あのラジウムだとわかる測定器があれば、こんな騒ぎにはならなかった。あれはいくらぐらいするんですか」
福士「ちょっと高いです。300万円」
測定器は高いものでないと正確さに欠ける。きのう現場で福士教授に取材していた井上貴博アナが持っていたのは安いヤツだった。「5マイクロシーベルトです」なんていっていたが、業者の測定では「3.35」だった。安いヤツは数値が高めに出る。今回通報したのは一般の人の測定結果からだった。高めに出たとしてもまあ良かったといえなくもないか。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト