イヌ好きの司会の小倉智昭が、世界初の「犬が食いつくCM」(10月5日付日刊スポーツ)を実際にイヌに試し、その効果を取り上げた。このCMが話題になっているのは、テレビでは制限されているイヌだけにしか聞こえない「秘密の音」がほんの数秒間入っていること。興味をそそられ聴いているうち、だんだん「だから何なの!」と訝っていたら、この話題が世界20か国で取り上げられたことでスポンサーとしては大成功というオチだった。
関心示したのは「秘密の音」よりオモチャの音
このCMはペットフードでシェア世界一の大手食品会社「ネスレ」(本社・スイス)が仕掛けたもので、オーストリアで放送を開始した。23秒間のCMを「とくダネ!」が入手してイヌに聞かせて反応を見た。
CMでは犬の好きなオモチャの音と高めのベルの音、そして人間には聞こえない「秘密の音」が入っている。犬10匹にこのCMを聞かせたところ、8匹が秘密の音の部分では両耳を動かし、確かに聞こえているようだ。
ただ、最も強い関心を示したのはオモチャの鳴る音で、秘密の音はさほどではなかった。日本音響研究所の分析によると、秘密の音は人間には聞こえない18khzの高周波音という。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト