高級住宅街にまでヒグマが出没した。きのう6日(2011年10月)から今朝にかけて、北海道・札幌市中央区のマンション街などでヒグマの目撃情報が相次いだ。ヒグマは午前0時過ぎに中央区の藻岩山付近の住宅街に現れ、約3時間後に北西に約4キロ離れた北海道神宮付近のマンション街を歩いているのを目撃された。4時過ぎには神宮のある円山公園から山に向かっていくのが確認されたという。
北海道の目撃情報「例年の2倍」なにが起こってるのか?
小松靖アナウンサーは「これまで北海道でのクマ目撃情報は昨年の2倍以上、765件にもなります。今回、出没したヒグマは体長約2メートルほどだったといわれ、成人のかなり大きなクマだったと思われます」と伝える。
司会の羽鳥慎一「そんなに大きなクマが突然目の前に現れたらパニックになりますよね」
深夜に車の中からクマを目撃した女性ドライバーは、「最初、道路を人が横断しているのかと思いましたが、よく見たらクマ。怖くて身体が震えだし、心臓はドキドキでした」と話す。
コメンテーターの藤巻幸夫(ライフスタイルプロデューサー)は、「大きなクマが街の真ん中まで降りてくるのは、自然破壊がかなり深刻な状況にあるという証拠。これから冬眠の時期を控え、頻繁に起こるかもしれない」と危惧する。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト