建築資材には放射能基準なし
現地へ行ってきた取材キャスターの奥平邦彦が「住民には便利になる橋だが、子どもも通るし、住民もまさかこんなことになるとはと言っていた。どこでも起こりうること」と話す。それじゃ一億総風評だ。住民の言うことを黙って「はい、はい」と聞いて来ただけらしい。
司会のみのもんた「基準はないんですか」
奥平「がれきなんかにはあるんですが」
与良正男(毎日新聞論説委員)「不安があるうちは動けないというに尽きる」
吉越浩一郎(ビジネスコンサルタント)は「基準を出さないと」と、これもお決まりだ。「数値を」というのは、 文句を言う住民と同じ目線にあるということだ。
橋桁の数値は「大丈夫ですよ」というレベル。福島の人たちはその汚染の中で生きている。逃げ場もない。現実に対する思いやりがない。もし立場が入れ替わったとき、どんな思いがするか、そうした想像力もない。高濃度汚染ならいざ知らず、日本に住む以上、一蓮托生ではないか。「心配しても始まりませんよ」とはっきりいえるヤツはいないのか。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト