スズメバチ凶暴化ピーク!「今は熊やイノシシも襲う」(駆除業者)

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   秋はスズメバチが凶暴化する時期だ。これから紅葉のシーズンを迎え、ハイキングや登山に出掛ける人も多い。「ニュースアップ」のコーナーで注意を呼び掛けた。

兵庫県では草刈り中の男性刺されて死亡

   一昨日(2011年10月4日)、兵庫県篠山市で83歳の男性がスズメハチに刺され死亡した。男性はクリ園で草を刈る作業をしていたところを襲われたらしい。近くのクリの木に巣があり、顔や両手に刺されたような痕が数10か所あった。

   和歌山市の小学校では、津波の際の避難経路を確認しようと6年生25人が裏山にのぼったところ、うち8人が頭など刺され病院に運ばれたが、幸い軽症だった。

   ハチの駆除を手掛ける業者によると、スズメバチは9月20日ごろから10月10日ごろにかけてが繁殖期なので、新女王バチを守るために相手がクマであろうがイノシシであろうが無差別攻撃をするという。もちろん、人間にも向かってくる。

   コメンテーターの立花胡桃(作家)はハチに刺されたことがあるそうだ。「小学校2年生の時、ハチは黒色に反応するというが、頭を刺された。ダッシュで逃げたが、思いのほか速い」。タレントの松尾貴史に「それで茶髪にしているんですね」と突っ込まれたが、大人だってハチに追いかけられたら逃げ切れないだろう。

毒を口で吸い出すのは禁物

   スズメバチから身を守るにはどうすればいいのか。アナウンサーの小松靖がまとめた。

   (1)巣から5メートル以内に近づかない。半径約5メートルが縄張りの範囲なので、そこに侵入してくる外敵には容赦なく攻撃を加える。

   (2)黒に反応するので、白い洋服を着用する。天敵のクマを連想するのと、目や耳の穴など黒いところが急所だと知っているからだ。

   (3)香水など甘い香りは禁物。警報フェロモンと同じような成分が入っている。ジュースなども危険。

   もし、刺されてしまったら――

   (1)すぐに毒を出す。ただし、口で吸い出してはいけない。口から毒が身体の中に入る危険がある。

   (2)水で洗い流し、冷やす。

   (3)応急処置を終えたらすぐ病院へ。

   スズメバチがそばに近づいてきたとき、追い払うなど攻撃的な態度をとると襲ってくるので、じっとしていることが大切ともいう。とにかく、侮ってはいけない。

文   一ツ石
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