スイスの大手食品メーカー「ネスレ」が制作したという犬向けのドッグフードCM。人間には聞こえず、犬だけ聞きとれる高い周波数のなかで、犬が興味を持ち、喜ぶ音を専門家に調査させ、CMに取り入れたそうで、こうした試みは「世界初」という。
そこで番組は、その効果のほどを実験でたしかめることにした。ミニチュアダックスフントのジャガーちゃんら、4匹のワンちゃんが集合。屋内のテレビから、1~2メートル離れた場所でCM映像を見せた。
テレビ見つめ接近
CMは犬と飼主がたわむれるという内容で、人間の耳目にはやや退屈な感じだが、ワンちゃんたちは「みんなが興味を示した」。テレビをじっと見つめる、テレビに接近するなどの行動を取ったのだ。
専門家の奈良・新庄動物病院の今井院長は「ウチの犬に聞かせたら、たしかに反応はしました。音のした方を向いてなにか探すようなことをしたので、犬に興味を持たせるという面ではいいかもしれません」と話した。
文
ボンド柳生