「これザル条例じゃないか」
過激な広告宣伝車のデザインを規制する改正屋外広告物条例が10月1日(2011年)から施行されたが、いっこうに効果が現われないありさまに、司会の小倉智昭は不満げだ。その原因を笠井信輔アナが「フカボリ」コーナーで取り上げた。
10月1日から「改正屋外広告物条例」
車体を広告に使う「ラッピング広告」は、今や電車、バスさらには航空機やトラックにまで登場している。広まるきっかけとなったのは、石原都知事の「空の都バスを走らせるなら広告収入を得た方がいい」という提案。今では東京都に入る広告収入は年間3億円を超え、多い時には10億円に達するという。
ところが、近ごろは過激なデザインの出会い系サイトや風俗系の広告宣伝車が都心の繁華街を我がもの顔で走り回るようになった。都民から「公序良俗を乱す」と苦情が寄せられたのを機に、東京都は条例を改正してデザインの審査制度を導入、1日から施行したが、過激な広告宣伝車は一向に減らない。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト