「緊急時避難準備区域」解除―除染終わってないのになぜ急ぐ?

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国や自治体「避難生活強いる責任」逃げたい

   スタジオでは、作家の吉永みち子がこう話す。

「普通の状態でも、子どもを産むっていうことは不安がありますよね。避難しても不安、とどまっても不安が消えるわけでない。本当に安心して子どもを産める国なのかということですね。
安心して暮らせる状態が整っているとはとてもいえないのに、解除するのは責任を逃れるための措置と考えられなくもない」

   長嶋一茂(スポーツ評論家)は「まだ放射能のリスクが排除されていないのに解除といわれては、それでも帰りたい人は勝手に帰ればいいと捉えてしまう」と怒った。

   解除を決めた具体的な理由について、国は自治体の責任者のきちっとした意見が聞きたいところだが、残念ながらなかった。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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