芦田愛菜ちゃん(7)がアデランスのCMに出る。アデランスといえば、新庄剛志など男臭いおじさんがイメージだが、子役が出るのは37年ぶりだという。いったいどんなCMなの?
「お父さんがカッコよく変身します」
CMの筋書きは、ちょっと髪が薄くなったパパがアデランスのウィッグをつけて帰ってきたのを見て、娘がびっくりするというもの。「わかんないね」とスマホの写真を見せて、「前のパパ」、次に「今のパパ」。最後が「パパ、アデランスにしてよかったね」
この決めセリフで思い出した。そうだ、37年前にもあった。あの子役がだれだったかは思い出せないが…。
メーク映像ではパパ役の川本裕之さん(36)がつけたウィッグに愛菜ちゃんは興味津々。スタンバイ中からまじまじと見つめているから、川本が「ジグザグになっているんだよ」、「確かにわかんない」なんていってる。川本がスマホの写真に「これ見てさっき笑ったでしょ」、「そんなことないですよ~」と賑やかだ。
撮影はウィッグをつけたシーンから撮り始めた。川本は「スマホで見ていたんですが、実際に素顔を見た時に『全然ちがいますね』といったリアクションが面白かった」という。
撮影が終わった愛菜ちゃんの感想は、「アデランスに触ったのが初めてだったのでドキドキしました。ホントの髪の毛との違いがわからなかった」
さらに、「スッキリ!!」に「加藤さん、テリーさん、お早うございます。お父さんがアデランスでかっこよく変身します。加藤さんもずっとかっこいいお父さんでいてくださいね。それではCMをご覧ください」とそつなくやるものだから、司会の加藤浩次は「すごい。完璧」
アデランスの狙いは「これまで悩んでいる人への提案だったが、家族にも良さを理解してもらおう」というもの。子どもたちの「パパかっこよくなって」というメッセージが背中を押すというわけだ。
武井咲、上戸彩、ベッキーに迫る人気
愛菜ちゃんの評判を街の声を聞いても、「あんな孫がいたら」「キュート」「目を惹く効果」「着てるものまで気になる」と大変な人気だ。今年上半期に最もブレイクした若手女優ランキングでは、武井咲に続いて2位。 「うさぎドロップ」などでの演技力は文句のつけようがない。
CM起用社数ランキングで、女性タレントでは上戸彩、ベッキーらに次いで堂々4位。今度は「ステキな日曜日」でソロデビューするが、これもセブン&アイのCMに使われている歌だ。
CM誌は「愛菜ちゃんを見ると心が緩んで、これを食べてみようかとか、買ってみようとか思う。気持ちの中に入り込んで、楽しませてくれるパワーがある。家族の全層にアプローチできると、愛菜ちゃん効果だと思います」という。
加藤「アデランスのCMにまで来ましたか」
テリー伊藤「愛菜ちゃんにいわれたら、まあいいかとなる。おじいちゃんのおしめなんかもきそうですね」(笑い)
コメンテーターの八代英輝(弁護士)「愛菜ちゃんのCMは家族の会話を生む。全世代が関心を持つ。なんか不思議」
共演したことのあるタレントのはるな愛は「笑顔、ポーズ、100点満点」。加藤も「普段と本番とまったく変わらないからね」
テリー「同じような天才の子たちが何百人もいるでしょ。それが来年出て来る。そうするとボクらは…」(爆笑)
大人の俳優でもそうだが、見栄えだけでもない、演技だけでも気配りだけでもない、何かがあるタレントってそう多くはないんだよね。