批判強まる大阪・ハシズム「政治ではなく独裁支配」
これ以外の注目記事。「サンデー毎日」は山口二郎、内田樹、佐藤優らに橋下大阪府知事の独善的なやり方を批判させている。山口は9月17日に大阪市で開かれたシンポジウム「『橋下』主義(ハシズム)を斬る」でこう語っている。
「維新の会の政策に反対するやつは『改革の敵』とレッテルを貼って退ける。この危うさを何とか食い止めなければと考え、大阪にやって来ました。ハシズムとは政治ではなく、権力による支配です」
佐藤優はこう批判する。
「代表を送り出す者(大衆)と代表にされる者(政治家)の利益がズレているにもかかわらず、代表しているというイメージをつくり出すことは歴史上、珍しくない。(中略)最近では、小泉元首相がそうです。規制緩和で得をしたのは大資本でした。圧倒的に支持した一般の働く国民はどうなったのか。選挙だけの民主主義は民主主義ではない。自由のない民主主義は独裁です」
内田樹が最も懸念するのは橋下の教育への政治介入だという。
「橋下氏は、教育現場を上意下達的なシステムに変えて、教師を規格化し、点数や進学率などの数値的な成果に基づいて格付けすることを目指していますが、これは教育の破壊以外のなにものでもないと思います」
今週もタイトルが冴えたのは新潮。「光より速い『素粒子』発見でサンマが上手く焼けるか?」。思わず読んでみたが、中身はタイトルほどおもしろくはない。「13歳年下『天才騎手』の逃げ切りを許さないほしのあき」はタイトルそのままの記事。1年目に華々しい活躍をした三浦皇成騎手だが、フリーになってから乗り馬に恵まれないこともあるが、最近は普通の騎手になってしまった。結婚を機に飛躍できるか皇成!