事業仕分けで「ムダ遣いだ」と凍結したはずが、あっさり解凍されてしまった埼玉・朝霞公務員宿舎の建設。豊かな自然を切り開き工事が進められている。「モーニングバード」はきのう28日(2011年9月)の政府答弁を通して、政権の変節ぶりを取り上げた。
「仕分けの評価結果に沿っている」
28日の参院予算委員会で、事業仕分けの変節をつつかれた蓮舫行政刷新担当相はこう答えた。
「朝霞は着工されることになりましたが、寄せるという部分で集約をし、余った部分はしっかり売っていく。仕分けの評価結果に沿っていると考えています」。
この「寄せる」とは、朝霞の宿舎を建てる代わりに、既存の12か所の公務員宿舎を廃止、売却するというもの。安住財務相が説明した。
「朝霞宿舎の建設費用は110億円で、12か所の売却費用は120~130億円になるので、10~20億円の利益が出る。事業仕分けに適うものと思う」
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト