「嫁取りもがぶり寄りでいきます」
米田が「体調管理してくれる人がそばにいるといいですね」と結婚に水を向ける。琴奨菊は「そうですね」といっそう目を細める。
米田「恋愛のスタイルは」
琴奨菊、ここは心得ていたようにサービス精神を発揮して、「嫁取りもがぶり寄りで」
米田「理想の女性は」
琴奨菊「温かいご飯をつくってくれて…」
次の目標はもちろん横綱だ。大関昇進の伝達式の口上では「万里一空」という言葉で心境を語ったが、米田とのインタビューの最後に色紙に書いたのは「感謝の心」。
「これからも初心を忘れず、感謝の気持ちを持って臨みたい。もっともっと自分を見つめ直して、足りない部分を勉強して強くなっていきたいです」
司会のみのもんたは「いやあ、実になんというか、家族の愛に育まれて、いまや大関」と、その人柄に感心した様子だ。コメンテーターの北川正恭(早稲田大学大学院教授)も「家庭の雰囲気が琴奨菊関に全部出たような、いい感じですね」
どうか、このまままっすぐ伸びて、品格のある横綱に育ってもらいたいものだ。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト