琴奨菊は酒が苦手。奈良漬10本で記憶が飛んだ!

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   相撲界に久しぶりに明るいニュースだ。4年ぶりに日本人大関の誕生。琴奨菊27歳。細い眼をした「気は優しく力持ち」を絵に描いたような力士だ。取材キャスターの米田やすみが千葉県松戸市の佐渡ケ獄部屋を訪れインタビューした。

毎日飲むのは「青汁」

   米田はあるプレゼントを用意した。「気にいっていただけるかどうか」と差し出したのは、小さな箱に入ったアロマオイル。大きな指で箱を開けながら「うれしい!これ、すごく癒しになるんですよ」。アロマオイルの香りでリラックスするのが何よりの趣味なのだ。「ちょっと、におっていいですか」とさっそく瓶のふたを開ける。土俵の闘志あふれる姿からは想像できないような表情だ。

   もうひとつ大好きなのがご飯。近くの焼き肉店の夜食の出前はいつもビビンバステーキ丼を3、4個。しゃぶしゃぶの食べ放題で、25人で600人前平らげたこともあるそうだ。1人当たりにすると24人前だ。

   その一方で、苦手なのがお酒。大関昇進の祝いの乾杯でもわずかに唇をぬらしただけ。奈良漬10本で記憶をなくしたこともある。代わりに毎日飲んでいるのが青汁という健康優等生だ。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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