食べ過ぎ抑える「ガムとかつお節」―満腹信号出し食欲抑制

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   肥満の一番の原因は食べ過ぎだけれど、食欲を抑えようとしても、これが相当に難しい。結局、ダイエットに失敗し、それだけならいいが、リバウンドでさらに肥満にということは少なくない。いえいえ、実は食欲を抑える食べ物があったのです。それも身近で簡単な食品で…。有働由美子キャスターは「本当かなあ」半信半疑だったが、さてそれはないか――。

150キロから40キロ減量

   会社社長の藤瀬泰幸さんは体重150キロを4か月で107キロまで減らした。実に40キロ減で、現在は96キロと減量は進行中だ。なぜ減量に成功したのか。脳内の満腹中枢で「もう食べたくない」という信号を出す物質ヒスタミンを増やしたからだ。

「でも、どうやれば?」

   答えは簡単。「よく噛むこと」だった。そんなことはこれまでも言われてきたことで、これが面倒臭い。ちっとも簡単な「食欲抑制」になっていないじゃないか。

   ここである実験が紹介された。2つのグループに分けて、そうめんを満腹になるまで食べてもらうもので、1つのグループはすぐさま食べ始めてもらい、もう一つのグループは食べる前にあることをやってもらう。結果は歴然で、何もしなかったグループの方が2割もそうめんを多く食べていた。では、もう一つのグループは何をやったのか。食事の前に10分間ガムを噛んでもらったのだ。

   ヒスタミン研究の第一人者坂田利家氏(大分医科大学名誉教授)はこんな解説をする。

「脳内でヒスタミンが多く分泌されると、『もう食べなくていいよ』という信号は発せられます。これで食欲が抑制されるわけです。そのヒスタミンは噛むことによって分泌が増えます」

   番組では冒頭に出演者に「キノコご飯」を振る舞い、出演者のの噛み回数をコッソリ計測。ゲストの俳優の内藤剛志は9回、浜島直子は14回、キャスターの井ノ原快彦はなんと24回だったが、柳沢秀夫解説委員わずか5回。なるほど、イノッチや浜島直子はすっきり体型だけれど、柳沢はややお腹が出ている。やっぱり、「噛む」がポイントだったのだ。

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