「除霊少女窒息死」家族は藁をも掴む思い?

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   13歳の女子中学生に除霊と称する滝行で窒息死させたとして僧侶と父親が熊本県警に傷害致死容疑で逮捕された。リポーターの原元美紀が滝行の行われた「お滝場」と呼ばれる現場に出掛けた。

小学生時から心身に病い

   逮捕されたのは熊本県基山町の「中山身語正宗」僧侶の木下和昭(56)と父親の会社員、舞鴫淳(50)の両容疑者。調べでは、8月27日(2011年)午後9時すぎ、本山にあるお滝場で舞鴫の次女をイスに座らせ、両手、両足を粘着テープで縛り、顔に水を浴びせて窒息死させた疑い。水を浴びせている間、木下は傍らで経をあげ、父親は次女の上半身を抑えつけていたという。

   原元が訪れたお滝場はコンクリートの壁に囲まれた薄暗く狭い空間で、地下水を汲み上げた水を2・5メートルの高さから落とす構造になっていた。ここで少女が死亡したことから連想されるのは水攻めの仕置場だ。

   次女は小学生の時から心身に病を抱え、回復の兆しが見られないことから、父親が知人の紹介で中山身語正宗を訪れた。次女に面会した木下は「霊が付いている。これを取り除けば回復する」といったという。

   除霊のための滝行が始まったのは今年3月から。8月までに100回以上行われたらしい。施設の近くに住む住民は「『痛い、痛い、いやー、いやー』という叫び声を聞いて、女の子じゃねって」話していたという。

文   モンブラン
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