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土砂崩れ防止工事300万円

   では、土砂崩れを個人で防止・補強することはできるのか。

   井ノ原快彦キャスター「自分の家のガケ崩れは誰が費用を負担するの?」

   谷和夫教授「被害の範囲、境界線によって不動産会社や隣家との話し合いになります。最悪は裁判のケースもあります」

   個人で防止工事をした東京・八王子市の井原江太郎さん宅の壁を見に行くと、高いブロック塀は数メートルおきに金属補強の板が埋め込まれている。その中に排水孔(奥行5メートル)を穿つた一体型の補強。

   「費用は約300万円。マイカー1台の金額で安心を買いました」と井原さん。谷教授はガケ崩れ防止のチェックポイントは「塀の継ぎ目に草が生えていたら隙間がある証拠。隙間はモルタルで埋めること。さらに排水孔の詰まりを除くこと」とアドバイス。とくに、草が枯れるこれからの時期は、きれつがはっけんしやすいという.土砂災害を引き起こしそうな所は都内だけで3700か所もある。大雨が多いこの時期はとりわけ注意が必要という。

(磯G)

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