福島原発汚染から子ども守れ!自治体と対策に取り組む母親たち

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食品メーカーの説明納得いかず豆乳輸入

   内部被爆でも母親たちは動いている。1歳から6歳まで3人の子供を持つ都内在住の石川あや子さんを取材した。石川さんは事故後、それまで飲ませていた国産牛乳を海外からの豆乳に切り替え、国産メーカーに安全対策を問い合わせたが、納得のいくような回答を得られなかった。石川さんは言う。

「小さな子供たちは食品を選べません。どれが安心安全な食べ物なのか、それを確認し担保してあげるのが大人の務めだと思っています」

   浦島准教授は「同じ体重1キロで大人と子供を比較すると、はるかに子供の方が多くの空気を吸い、水を飲み、物を食べている。しかしながら臓器は未発達。それだけ放射能の影響を受けやすくなっています」と言う。

   石川さんたちは現在、大人の安全基準とは違う子供独自の安全基準を設置するよう国に求めている。国谷は「子供の安全がどこまでなら確保できるのか。今後はその可視化が大きなテーマになってくるだろうと思われます」と結んだ。

   *NHKクローズアップ現代(2011年9月26日放送「放射能から子ども守りたい~母親たちのネットワーク~」)

ナオジン

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