関東・東海上陸としては、過去25年間で最大級の勢力だった台風15号。大雨と強風で首都圏の交通はマヒ状態となり、都会の弱点をさらけだした。「あさイチ」は「我が家の台風情報」をFAXで募集した。
イノッチ「海水パンツ一枚でベランダ片付け」
キャスターのイノッチ(井ノ原快彦)も台風の直撃を受けていた。
「ベランダの植木が風で倒されて、直そうと出たら凄い雨と風の中でもうビショビショ。笑いごとじゃなく海水パンツ1枚で作業して、もうシャワー浴びたみたい」
柳沢秀夫解説委員「近くの住宅の屋根が飛ばされて」
有働由美子キャスターは「目の前に自転車が降ってきて、なにがなんだか解らなかった」と驚きの報告。日本列島の西から東に駆け抜けた台風は、死者6人、行方不明7人、ケガ人213人(20都府県)を出した。
視聴者FAX「いまだ停電中。オール電化で料理も風呂もダメ」
寄せられたFAX「我が家の台風」も大騒ぎだった。静岡県磐田市の視聴者は「昨日の午後3時からいまだに停電中。わが家はオール電化で料理も風呂も使えません。困っていたら、隣の方がガスコンロを貸してくれました。物の備えも大事だが、近所との絆も大事」と伝えてきた。
同じく静岡県から「電気は復旧しましたが、水道が使えません。朝からヤカン片手に水汲みに何往復もしています」
神奈川県の30代男性は「暴風雨で壊された傘が飛ばされて危なかった。どうにかしないと危ない」に言い、イノッチは「(暴風雨の時には)傘を差さないようにしている人もいるみたい」と話す。
残念だったのが募集したFAXの報告が番組終わりのコーナーに反映されず、読み上げられた台風関連は北海道旭岳の初冠雪の情報1件のみ。「情報を共有したいからFAXを」の姿勢は大賛成。ならば、番組宣伝よりも台風の各家庭の情報により多くの時間を割いて欲しかった。
(磯G)