サッカーJリーグ「川崎フロンターレ」が、東日本大震災の被災地である岩手県陸前高田市の小学校でサッカー教室を開き、集まった子どもたちとミニゲームなどを行った。参加した日本代表の中村憲剛が9月18日(2011年)、ブログで感想を書いている。
「実際に見る景色は、僕たちの考えていたものよりはるかに大変なものでした。テレビで見てる情報だけでは絶対わからない、来なければわからない現実でした」
被災地を目の当たりにし、子供たちにどんな声をかけたらいいか分からなかった中村。「限られた時間の中でみんなにサッカーを楽しんで帰ってもらいたい」との思いで教室に臨んだが、「結果的に子ども達は楽しく元気にボールを蹴ってくれて、こっちが元気を分けるつもりが逆に子ども達の強さ、たくましさに元気づけられてしまいました」という。
教室後は市内をまわり、「僕たちができることは小さいことかもしれません。ただ、どんなことでもやり続けることが本当の意味での支援だと思います」と、今後の支援の継続を誓っている。