米カリフォルニア州の砂漠で日本人女性の遺体が見つかった事件で、にわかに脚光を浴びているのが当時の夫だ。番組は夫妻の写真を数多く掲載したが、日本人女性とこれまで数多く交際しているというアメリカ人男性の顔はモザイク。「どんな方なんですかね。かなり体格がよくて、包容力があるとか…」(中嶋朋子)と、その「素顔」が関心を集めた。
捜索願出さず羽振りいい暮らし―保険金詐欺?
番組によれば、この男性は、妻がいなくなったのに、捜索願を出していなかった。生命保険をかけていたらしい。羽振りのいい生活をしていた。結婚中にべつの女性と付きあっていた。さらには、カネにまつわるサギやら、トラブル多数。ガンになったとウソをついて、実家からカネを引き出したことも。昨年末まで日本にたびたび来日していたらしく、大阪の飲食店で日本人女性を連れていた云々。
番組はこうした悪評や悪行、不審な点を「傍証」として遠慮なく伝える一方、現時点の諸事情を勘案して、あまり殺人犯扱いすることもできないジレンマに悩んでいるらしく、プレゼンターの笠井信輔アナはときおり弁解じみた言葉を口にした。
「正直言って、出てくるのは評判だけです。あまり評判がよくないという情報はそこここにありますが、日本人女性の殺害に関与している――そこに直接的につながる情報というのは、たしかにありません」(笠井信輔アナ)
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト