始まった「東京ゲームショウ 2011」。 今年のトレンドは「女性でも楽しいゲーム」とか、「ソーシャル・ネットワーク」とか、いろいろいわれる。レポーターの大竹真が出掛けていって、スタジオにいくつか持ち込んだ。
「東京ゲームショウ」目玉はSNS
大竹が会場でまず手に取ったのはソニーのプレイステーション・Vita。一見これまでと変わらないが、実は操作がタッチパネル式になって、背面にもある。裏から画面を動かせるわけで、これは面白い。ゲームをしたことがない人でもすぐなじめそうだ。
マイクロソフトのキネクトはコントローラー要らずの身体を使うゲーム。巨大画面を前に、今年は格闘ゲームなども拡充。スターウォーズのジェダイになった気分にもなれる。ファミリーでもいけそうだ。
今年のもうひとつの流れがソーシャルネットワーキングサービス(SNS)だ。縮小傾向にある家庭用ゲーム機に代わって、携帯やスマートフォンでネットにつないで遊ぶオンラインゲーム。05年に1282億 円だった市場は、10年には3202億円と急伸した。その象徴がGREEで、創業6年で年間352億円の売り上げを達成した。今回は初出展というのに、最大のブースで登場した。携帯端末で遊べて、さらに端末自体がどんどん進化しているから、どんなゲームが生まれてくるかもかわからないというとんでもない市場だ。
吉本興行が共同開発「笑×脳力」
そんな会場で、大竹が妙なものを見つけた。グラフィックデザインの会社とお笑いの吉本興業が手を組んで開発したという「笑×脳力」。脳波測定器を応用して、吉本の芸人を操ろうというものらしい。 開発者は「脳波センサーを思いっきりおバカに使ってみた」という。思いが伝わると、相手が振り向いてキスしてくれる(くるりん娘)のだが、大竹が試みてもなかなか振り向いてくれない。
これをスタジオに持ち込んだ。吉本の芸人ではなく、目の前の女性に脳波を送って相性を判断する「Brain Kiss」というアプリで、使うのはセンサーとiPadなどの端末。コメンテーターの八代英輝(弁護士)がキャンペーンガールを15秒見つめると、結果は「まあまあ」
八代「これは正しくないよ」
そこで加藤浩次が「オレが葉山を相手にやる」(爆笑)
テリー「加藤さんが葉山をどう思ってるかは、嫌というほどわかってる」(爆笑)
葉山もノリノリだ。
テリー「これでまあまあなんて出たら怒るよね」
で、15秒間のにらめっこ。結果が出ました。これがなんと「興味なし」
葉山「正しい!」
加藤「当たってるぅ」
葉山「嫌いと出るかと」
テリー「ぶん殴ると出ると思った」(爆笑)
いやはや。機械は正しいもんだ。これは来年春に発売だとか。
テリー「クリスマスにほしいのにね」