日本の首相がたどる道はだいたい決まっている。彼の支持率は、日毎に、一歩進むごとに着実に失われる。毒におかされたRPGゲームのキャラクターがライフを減らしていくのと似ている。ゲームと違うのは、回復が容易でなく、1年ほどで死に至るところだ。
新聞報道あるのにいっさい触れず
昨日の野田の所信表明演説に対して、番組司会の小倉智昭は手厳しい評価をくだした。新首相誕生時には見守り、首相がなにかやってからモノを言うべきだとの考えを示していたオグラは、その言葉通り、そろそろ批判、非難の幕を開けたようである。
曰く、「震災から半年たって就任して、もっと前に進んだことを言ってもらえないのか」。増税に関しても、新聞報道等で具体的な話がでてるにも関わらず、「一切触れないのは、逃げにしか見えないんですよ」と、勇者オグラは「逃げ腰」の首相に不満を表明した。
コメンテイターの高木美保は、まだ攻勢に転じなていなかった。首相の慎重な態度は、「いままでは花火を打ちあげたけど、ガッカリすることがおおかった」前任者たちの失敗の猛省の上にある。まずはしっかりと自分の足元を固めようとしているんだそうだ。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト