グランドスラムを1年で達成
野球少年だった国枝が脊髄腫瘍を発病し下半身麻痺になったのは9歳の時。11歳で車いすテニスを知りはじめた。07年には全豪オープン、ジャパンオープン、全英オープン、全米オープンの4大大会で優勝し、史上初のグランドスラムを達成。08年の北京パラリンピックではシングルスで金メダルを獲得している。
国枝が通うテニススクールのパーソナルトレーナー、安見拓也さんは「人間じゃないですよ。生涯でグランドスラムを制覇するというのがテニスプレヤーの夢なのに、彼は1年で制する偉業を成し遂げた」とベタ褒め。
なでしこジャパンも結構だが、マスコミの国枝の扱いは小さい。朝日新聞は12日夕刊で「健常者」の全米オープンの記事のなかで、国枝の談話を含めわずか8行足らず、見出しもなかった。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト