麒麟・川島とキャイーン・天野うぬぼれ「オレってええ声芸人」

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   <アメトーーク(テレビ朝日系2011年9月1日よる11時15分)>テーマは「ええ声芸人」。麒麟・川島が以前プレゼンした企画だ。集めた「ええ声芸人」たちは、それはそれは自分の声に自信を持っていらっしゃるようである。「ええ声あるある」と題して、自身のええ声エピソードを各々話していくのだが、川島とキャイーン・天野は、必ず「自分はこんなにええ声なので」と話し出す。「自分はええ声なので、歌を歌ってとよくリクエストされる」「自分はええ声なので、ナレーションの仕事が入る」などなど。他の出演者はそこからトークにつないでいくが、この2人が話し始めると「自分の声が好きなのね!よくわかったよ!」と鼻白んでしまった。

「変な声芸人」は出川、くろちゃん…

   共通点を持つ芸人たちなので、いつもなら出演者全体がワイワイしている感じなのだが、今回はすごく主張する芸人と全く主張しない芸人が真二つであった。観ているこちらが「喋らなくて大丈夫なのかな。楽しいのかな」と心配になってしまうほどである。

   見ていて気付いたのは、「ええ声」=低い声というわけではないこと。東京ダイナマイト・松田は少し高めの外国人の吹き替えのような声で、「それはええ声じゃない!」と突っ込まれるネタフリになっていたが、彼の声も「ええ声」には違いない。 世の男子女子を夢中にさせている声優は高い声の「ええ声」が多いし、俳優だって低い声だから人気があるわけではない。

   「変な声芸人と比較しよう!」と出川哲朗やスリムクラブ・真栄田、安田大サーカス・くろちゃんを呼び、アテレコをしたりして「ええ声芸人」は面白がっていたが、内輪ではしゃいでいるばかり。変な声と比べた後は、声優や俳優と比較して自分たちを「下げる」のが芸人としての面白さではないか。観客の笑い声がいつもより少なかったような印象の残る回であった。

姉妹サイト