やっぱり安物の放射線測定器は誤差だらけ。8倍も違った中国製

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   福島第1原発事故をキッカケに出回っている安い放射線測定器が、やはり不正確な代物だったことが分かった。国民生活センターが、インターネット上で10万円未満で販売されている空間放射線量を測る放射線測定器9種類を検査した結果を9月8日(2011年)に公表した。

正確だったのは60万円の日本製だけ

   原発事故後、国民生活センターに放射線測定器の品質や性能に関する問い合わせが400件も寄せられたため、あらためて検査することになった。

   インターネットで販売されている売り上げ上位の製品はすべて中国で製造・販売されているもので、数値にバラつきが目立ち、信頼性に欠けるものだった。なかには8倍もの誤差が出るものもあったという。同時に約60万円の日本製測定器も検査したところ、これは正確だったようだ。

   では、どれを買えばいいのか。専門家によると、「開発実績のある北欧やロシア製を選ぶと良い」。また、すでに安い中国製品を購入した人は、「最低10回ほど測定して平均値を出せば正確に近い数値が得られるのでは」という。

   コメンテーターの吉永みち子(作家)が「誤差があるのはしょうがないとしても、検出基準をクリアしなければいけない規格みたいなものはないのですかね。命や健康にかかわるものに対して、これでは信頼できませんね」と話す。これも原発安全神話に対する弊害か。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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