「築地銀だこ」石巻に本社移転―社長「雇用生まれるし納税で支援」

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   東日本大震災から9月11日(2011年)で6か月。警察庁の集計ではきのう(8日)現在で死者1万5776人、 不明4225人。司会の加藤浩次は「復旧は少し進んだが、復興となると…」という。

   そんななか、「ホット」なニュースが入った。たこ焼きチェーン「築地銀だこ」を運営する「ホットランド」が、本社を群馬・桐生市から宮城・石巻市に移すと発表したのだ。

たこのカット作業など加工工場も建設

   ホットランドの佐瀬守男社長(48)は「石巻に本社を移すことで、落ち着いて長期的に雇用を増やすこともできるし、利益が出れば納税することで、復興のお役にも立てる」という。地元ではさっそく「私も応募する」などという声が出ていた。

   「銀だこ」と石巻のかかわりは1人の社員の声からだった。震災で父親を亡くした社員が葬儀を終えて戻った際、社長から「何か支援できるか」と聞かれ、「現地では温かいもの食べたがっている」と話したのがキッカケだった。

   数日後、「銀だこカー」を派遣してたこ焼きの炊き出しを始めた。さらに、7月には長期的な支援策として、飲食店などを集めた屋台村のような形の「ホット横町石巻」をオープンして、100人を雇用した。

   佐瀬社長も現地に入ったが、なかなか戻れない状態が続き、これが本社の移転につながったという。むろん、新たな戦略もある。石巻に加工工場をつくり、現在中国で行っているタコのカット作業(年間2000トン)の3分の1を移す。本社機能移転で100人を雇用、加工工場では地元の水産加工の人たちのワザも生かせるうえ雇用も見込める(数は未定)。当然、納税でも貢献できるというわけだ。

   キャスターのテリー伊藤「嬉しいですよね。企業もたくさん支援してくれているが、雇用となると『うちに来てくれれば』となってしまう。現地でやってくれるのは嬉しい。野田総理もこういう人たちには法人税を下げて支援してほしい」

   加藤「現地へ行こうというんですからね」

   確かにいい話だが、「築地銀だこ」にはたしか「本社」と書いてあったはず。本当の本社が桐生にあったとは知らなかった。移転は11月ころだという。テリーの実家の卵焼き店もたしか築地。移転などどうです?

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト