ロンドン五輪への出場切符を手に入れたものの、昨日の対北朝鮮戦のなでしこジャパンはこれまでとどこか違っていた。試合開始後しばらくは日本ペースだったが、時間の経過と共に次第に押し込められるようになり、北朝鮮の猛攻に晒された。後半35分過ぎの先制点も相手のオウンゴールだ。90分が過ぎ、なんとか逃げ切れるかと思った矢先に失点。1対1の引き分けで終わった。
佐々木監督ロンドン行けなかったらクビ覚悟してた?
司会のみのもんたは「惜しい試合だった。やはり北朝鮮は手強かった」と語り、特別ゲストの釜本邦茂・元日本代表に感想を求めた。
釜本「相手に攻められたときのクリアが小さかった。もっと大きく蹴り返し、相手を疲れさせるということが必要だった。また、準備不足の感もあった。ワールドカップ終了からアジア最終予選まであまり時間がなく、選手たちも疲れていた」
元女子日本代表の大竹七未は「今度のことで世界は日本の組織力をさらに警戒するでしょう。オリンピックまでは10か月と時間があるの、でもう一度原点に戻り、個々人のレベルアップから組織力の向上に磨きをかけるべきです」
みのが「佐々木監督はロンドンに行けなかったらクビになるかもしれないと覚悟を決めていたようですが」と言うと、釜本は「ワールドカップで世界1になった監督に、お前はクビだと誰が引導を渡せるのですか」と苦笑した。
ロンドンもさることながら、第5戦の対中国戦できっちりした試合をすることがいまは大切だろう。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト