山岡賢次「国家公安委員長」というブラックジョーク
野田内閣が動き出したが、週刊誌による各大臣の「身体検査」はそうとう厳しい。なかでも親小沢一郎の山岡賢次国家公安委員長に対するバッシングがすごい。新潮は「史上最低の『山岡国家公安委員長』の革マルと裏金要求」、文春は「山岡国家公安委員長の『黒い履歴書』選挙買収疑惑 マルチ商法 革マル」。なかでも革マルとの関係追及が鋭い。
極左暴力集団(懐かしいいい方だ)の革マルと縁が深いとされるJR総連やJR東労組と山岡国家公安委員長が極めて親密な関係にあるという。彼が代表を務める民主党栃木県第4区総支部の収支報告書には、一昨年、それぞれから30万円、計60万円の寄付がなされていると新潮は書く。2005年には警視庁公安部が総連や東労組への家宅捜索を実施したところ、当時野党第一党だった民主党議員がヒアリングと称して警視庁警備局公安課極左対策室長らを呼び、山岡は捜査の中身はいえないのか、あまりにも自己中心的な捜査だなどと総連東労組寄りの発言を繰り返したという。
新潮は「こんな人物が、革マルを監視すべき警察行政の要である国家公安委員長に据えられるとは、世も末のブラックジョークと嗤うしかあるまい」と嘆いている。
また、消費者担当大臣も兼ねているため、マルチ業界から献金を受けていたことを両誌で追及され、記者会見でこう釈明せざるをえなくなった。
「山岡賢次消費者担当相がマルチ商法企業から献金を受け取っていた問題について、山岡氏は8日午前の記者会見で『(献金の)中身を一つ一つ見ているわけではない。合法的に運営されているビジネスだという認識はあるが、誤解されないように、もう受けないようにしている』と釈明した」(9月8日のasahi.comより)
この内閣も叩けばホコリが出そうなデージン(大臣)がいっぱいいるようだ。